この一瞬のための何千時間

　みなさま、おこんにちは。
オリンピック、始まりましたね。
いまいち、乗り切れないまるです（苦笑）
でも、殿が、オリンピックキャスターを勤める
ＴＢＳだけは、見てます（ニッコリ）
ですので、早朝から、
みのさんにお付合い。
！
え？え？え～～～～～っ！！？？
出た！みのもいるっ！ロンドンに！←（知らなかったのか？）
なぁ～～んだ？みのもいるのかよ（苦笑）

　朝から、爽やかな殿と、淀んだみのとが、←（こらっ）
小さい声の海老沼選手へのインタビュー（笑）

　まぁ、みののズケズケさに、腹が立つ！
「銅メダルの要因は、何？」
そこ聞く？
「銅メダルと金メダルは、遠くから見たら同じに見える」
あほーっ！アホすぎるみの（爆笑）
首にかけてるのは、本人だべ。
　殿が必死にホローに回ります。
極めつけ、
「金メダルをかけた海老沼選手にインタビューするつもり
　だったのに銅だから、中居君に任せます」
殴るぞ！みの！←（テレビに吠えない！吠えない！）

　昔から、ゆてるやん！
銀メダルは、負けてもらうメダル。
銅は、勝ってもらうメダルって。
そんくらいのこと、ゆうてあげなさいよ。

　金だけを目指す日本柔道。
だから、銅メダルを胸に、
申し訳なくて消え入りそうな海老沼選手を、
そっとして上げたかった・・・・・
　そこを逆なでするみのが、
危険技を仕掛ける韓国の選手みたいで、
腹が立つ。朝から腹が、立つ。
判定が覆った時、海老沼選手は、相手の選手に
敬意を払って、喜びの表情を
極力抑えたっつうのに・・・・
　わたくしは、あなたを誇りに思います。
正々堂々と戦うあなたが、日本の誇りです。

～この一瞬のための何千時間～
この歌詞が、ほんまにドンピシャで、
目がウルウル。

　殿、「嘘もついて来たけれど～」のところは、
どんなに声が出なくても、
生歌でお願いします。
殿のバックボーンもひっくるめて、
歌詞が、胸を打つからです。

　さてさて、「ＡＴＡＲＵⅢ」と、ともに
さがしていた「きみはいい子」中脇初枝さんの
本をＧＥＴぉ！！
　端的に言えば、「虐待」についての
短編集。
だけども、その中の一編、「こんにちは、さようなら」
が、胸にくる。
ＡＴＡＲＵみたいな男の子が出てきます。
　たった一人で生きて来た、もうすぐ８０を迎える女性と、
小学４年生の男の子のお話を中心に、
過去に遡り、人生と向き合うお話。
　いつも、下校途中に彼女に逢うと
その男の子は、
「こんにちは、さようなら」ときちんと挨拶します。
ある日、その男の子が、
何かを探しながら歩いているので声を掛けます。
わけを聞くと、
「かぎ、おとしました」
「かぎ、貸してください」

　うわっ、ＡＴＡＲＵじゃん！←（下世話な奴）
一瞬で、わかる自分がいてました。
その子の描写が的確だからです。
でも、その女性は、障碍をつゆとも疑わず
普通に接していくのです。

「うちのひといないの」
「お母さんは、五時に帰ってきます」
「それでは、うちで待ってなさい。」
「おじゃまします」

お茶にようかんで、おもてなし。
少年「これはなんですか？」
女性「ようかんよ」
少年「ようかんよ？」
女性「ううん、ようかん」

やがて、五時になります。
お母さんの電話番号も何の問題もなく伝えて、
やがて、お母さんが迎えにきて、
平身低頭、謝りつづけます。
「ご迷惑をおかけしました・・・」
そこで、初めて障碍であることを知る女性。
「障碍なんてとんでもない。とても良い子で、ご両親が羨ましいと
　思ってたのよ」
母親は、ボロボロと涙をこぼし、
「初めて誉めてもらいました」
・・・・・・・
くそっ、やられた（苦笑）

　ひとり孤独に子育てをしている母親。
父親は障碍を知り逃げてしまいます。
何度言っても、同じことをするので、
死ぬほど叩き、トイレに閉じ込め、兵糧攻め、
一緒に死のうとまで思った母親。
その母親がボロボロ泣くと、慰めようとする少年。

「ＡＴＡＲＵ」第９話、
舞子ちゃんの「恨んでなんかなかったんです」
って、言葉が、心を掠めます。
この本の中で一貫として流れているのは、
叩かれたり、ご飯を食べさせてもらえないのは、
すべて自分が悪い子だから・・・と、いう思い。
子供の健気な心が、胸に痛い。

　ちっ、泣いてしまいました。
この後、どうなるんだろう、この子たちは？
って、ところで、終わる短編集。
そこから後は、あなたが綴ってください・・と、
読者に投げかけてるようで、悔しい（笑）
その後を想像しても、明るい未来が想像できないのが、苦しい。
でも、
「きみはいい子」って、作者がゆうてくれます。
これは、読者にもゆうてくれてるようで、そこも悔しい（笑）
うわ～～～～、すっきりしない！
もうっ！
　
　　　　　　　中脇初枝著「きみはいい子」　ポプラ社より、1部引用

　さぁて、今宵は、「うもれびと」ＳＰ。
あちゃ～～、スマスマが、ないのねえ～～
スマスマの代わりに引っ張ってきたのね～
台所事情の苦しいフジテレビさんだべ。
　あの松村邦弘さんみたいな声のうもれびとは、
誰？あなた？みたいな人でした。
あはははは・・・・
楽しみ楽しみ。

　そいじゃ、またねえ！！